世界脳週間2005 (財)東京都医学研究機構東京都精神医学総合研究所
日 時 | 2005年3月11日(金)14:00~16:00 |
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場 所 | 津田ホール(渋谷区) |
主 催 | (財)東京都医学研究機構東京都精神医学総合研究所 松下 正明
(財)東京都医学研究機構東京都神経科学総合研究所 石塚 典生 |
プログラム
- 脳をいかに育むか
津口 俊之(北海道大学大学院医学研究科脳科学専攻神経機能学講座高次脳機能学分野教授) - 災害・事件・事故によるトラウマ記憶と心の反応
飛鳥井 望(東京都精神医学総合研究所研究員) - 脳の老化と遺伝子
斉藤 実(東京都神経科学総合研究所研究員)
Report
東京都精神医学総合研究所、同神経科学総合研究所主催の世界脳週間2005の講演が、渋谷区で行われました。490名収容のホールが満席となり、急速、ホール外のモニター前に椅子が用意されました。「脳をいかに育むか」、「脳の老化と遺伝子」、「災害・事件・事故によるトラウマ記憶と心の反応」について、前頭連合野の機能と育み方、ショウジョウバェを用いた老化と記憶に関する実験、患者さんの実際の治療過程など、研究者、臨床医ならではの話がありました。世界脳週間は高校生を主な対象としているため、過半数が中高年という年齢層の高さに講演者も驚いたようですが、こどもの脳の話を削って成人の知能発達や老化について重点的に話すなど、参加者が楽しめるエ夫をされていました。参加者はメモを取ったり、深く領いたりしながら耳を傾けていました。講演内容については、後日、出版物として、あるいはホームページで、皆様にお伝えしたいと考えています。