世界脳週間2024 奈良女子大学附属中等教育学校講演会

日 時 2025年3月8日(土)13:30~16:30
会 場 奈良女子大学中等教育学校 多目的ホール
奈良市東紀寺町1丁目60ー1
講 師 北岡 明佳 先生(立命館大学 総合心理学部 教授)
講演タイトル 錯視いろいろ
要 旨 錯視は種類が多い。幾何学的錯視(形の次元の錯視)をはじめ、明るさの錯視、色の錯視、運動視の錯視(実際に動く刺激の錯視と静止画が動いて見える錯視)についていろいろ紹介し、説明を試みる。
対 象 中・高校生、保護者、一般の方
参加費 無料
主 催 奈良女子大学附属中等教育学校
申込方法 フォームよりお申込みください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf5_TDvKZcHRdXrDHX4moR_ntTsSzGgoM0ZM4T8JO9l-km_Mw/viewform?usp=header

プログラム

13:30 ~ 14:30 講演会
講演者:北岡 明佳 先生(立命館大学 総合心理学部 教授)
講演タイトル:錯視いろいろ
14:45 ~ 15:45 講演者との質疑応答

参加者数

中高生 26名
保護者 11名
合計37名

参加者の反応

本講演「錯視いろいろ」では、錯視研究の第一人者である北岡先生による古典的な錯視の説明から始まり、先生が考案されたさまざまな錯視をスクリーンに投影しながら皆で共有体験しました。時折、錯視が生じるメカニズムや眼や脳の構造についての解説を交えながら、テンポよく話される北岡先生のご講演は、中学生から保護者、教員まで年齢を問わず楽しめる内容となりました。また、次々と投影される錯視を見るたびに、参加者から驚きと喜びの歓声があがり、その不思議さと面白さを目の当たりにした参加者はどんどん錯視の世界に引き込まれていきました。

後半の質疑応答では、生徒からの質問を中心に1時間にも及ぶ活発な意見交換ができました。その多くは錯視の内容に関するものでしたが、北岡先生は一つ一つの質問に丁寧に回答され、研究者としての考え方や姿勢も生徒たちに伝えてくださいました。また、終始楽しそうに錯視の説明をされる先生の姿を見て、研究には物事の本質を知る面白さや喜びがあることを感得しました。

参加生徒や保護者にとっては、その研究分野で第一線でご活躍されている先生のお話を聞き、質疑応答を通して交流できたことは、大変良い刺激になったと思います。このような貴重な機会を与えてくださった皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。