世界脳週間2024 国立精神・神経医療研究センター
日 時 | 2024年8月3日(土) 13:00 ~ 17:30 |
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会 場 | 国立精神・神経医療研究センター 内 ユニバーサルホール(東京都小平市) |
主 催 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター/NPO脳の世紀推進会議 |
代表者 | 理事長 中込和幸 |
対 象 | 高校生 |
お問合せ | 国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 神経薬理研究部 村松里衣子 noushuukan2024[at]gmail.com |
申し込み方法 | 詳しくは下記PDFをご覧ください。
申し込みフォーム https://forms.gle/o7ADUei4qCVTXtn87 締切: |
プログラム
12:30 | 受付開始 |
13:00~13:10 | 開会挨拶(Zoom)
岩坪 威 神経研究所 所長 |
13:10~14:10 | 講演
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14:10~14:20 | 休憩 |
14:20~14:25 | ラボ体験ツアーの説明 |
14:25~16:30 | ラボ体験ツアー・閉会のご挨拶(主催研究部 神経薬理研究部 部長 村松里衣子)
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16:30~17:30 | アンケート |
参加者数
14名(引率者2名)
参加者の反応
講演では、一般の方にも分かりやすく、身近なテーマを取り上げる工夫がされており、多くの聴衆が興味深く感じたようであった。特に、下を向く聴衆がいなかったことが印象に残った。ラボ体験ツアーでは、予定時間を超過しても見学を希望する高校生が複数おり、大変な関心を持たれている様子であった。閉会後には、参加者の保護者の方から「子どもが参加後、進路について考えるようになった」との連絡があり、保護者も子どもを参加させて良かったとお礼のメッセージをいただいた。
開催者の総括
本年度は現地開催のみということで、参加人数は例年より少なかった。ただ、その分密な交流を行うことができ、講演では演者と聴衆の一体感がうまれ、ラボツアーでは各研究部で見学者に対して例年以上に丁寧な対応を行うことができた。参加者の様子やその後の反応からも、参加者の満足度の高さがうかがえる。また引率者からの希望を聞くこともでき、来年度以降の取り組みの際の改善点や最近の高校での外部活動の状況などを知ることもできた。今後、子供の数は減少すると予想されているため、参加者も減少する可能性があるが、少ない人数であっても手厚く対応することで、脳科学の推進に貢献していきたい。
アンケート集計
講演に関する感想(抜粋)
- 研究内容の概要がわかりやすくて、聞きやすかった。
- お話を聞いて研究にかけられている熱意が伝わってきて、より強く興味を持てた。
- 身近なものでもあり、犯罪や死亡に繋がる大きな問題でもある依存について、物質のはたらく仕組みなどから知識を深めることができてとても面白かった。
- 脳の研究内容については詳しく知らなかったので依存性物質が脳の様々なところに影響させることを知り驚きました。また、1mmの脳を作ることも面白そうだなと思った。
ラボ体験ツアーに関する感想(抜粋)
- アルツハイマーの歴史からその要因などを深く知ることが出来て、自分のこれからを知るきっかけとなった。
- 顕微鏡で見せていただいた脳がとても面白かった。
- 遺伝子の変異を原因とする疾患について、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを例に、どのような機序で症状に繋がるのか、またそれに対するアプローチなどを学べて興味深かった。また、尿の中の細胞を筋肉にして研究に用いることができる、というのが非常に面白かった。
- 英語での説明で、やっぱりどの分野でも英語が必要だと実感した。その中で、脳の動きを計測し予想することで最適な薬の投与の時期を見極めるというのが印象的だった。確かに、薬の投与は効率的に行ったほうが患者さんへの負担も減らせると思った。未来の脳波を予測するのは、世界でも最先端の技術だと説明していてただ単純にすごいと感じた。
- 詳しく説明をして下さり、また、アルツハイマー病の歴史を学ぶことができ面白かった。
今回のイベントの参加はご自身の将来に役立つと思いますか(抜粋)
- 研究の具体例を知ることができたので、将来大学などで研究をする際にビジョンを明確にすることに役立つと思った。
- 私は数学や理科があまり得意ではなく、文系に進むのかなと考えていたが、脳の実験や顕微鏡を見て理系を見もせずに諦めるのではなくどちらにも向き合って学びたいと思った。(脳のことをいろんな視点から聞いておもしろいと前向きに捉えられたため)
- 身近にアルツハイマー病の人がいるのでそれを将来研究していかに病状の発展を遅らせられるか実験してみたいと思った。
- 職員との交流でこれからの大学受験に役立つと思った。