理事長 水澤 英洋
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター
理事長特任補佐、名誉理事長
1976年 東京大学医学部卒業、同年同学部附属病院内科・神経内科研修医員。78年日立製作所小平記念東京日立病院、80年 国立武蔵療養所神経センター等を経て、83年 医学博士(東京大学)。84年 筑波大学臨床医学系神経内科講師、86年に米国Albert Einstein医科大学Montefiore病院に留学。90年 筑波大学神経内科助教授、96年 東京医科歯科大学医学部神経内科教授、その後国立大学法人東京医科歯科大学医学部医学科長、同附属病院副院長、脳統合機能研究センター長等を経て、2014年4月 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院長、同年4月 東京医科歯科大学名誉教授(現在に至る)・特任教授、16年4月 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター理事長、同年4月 東京医科歯科大学特命教授(現在に至る)。21年4月 国立精神・神経医療研究センター理事長特任補佐、名誉理事長。
2017年 第23回世界神経学会議(WCN2017)会長。2003-8年 文部科学省21世紀COEプログラム脳の機能統合とその失調拠点リーダー、2010-15年 文部科学省脳科学研究戦略推進プログラム課題E生涯健康脳拠点長、2015年 AMED未診断疾患イニシャチブ(IRUD)研究代表者。1990年 難病医学研究財団医学研究助成、2011年 The Fulton Symposium Soriano Lecture, 20th World Congress of Neurology, Marrakech、2012年 Honorary Professor(Central South University, Changsha, China)
副理事長 伊佐 正
京都大学大学院 医学研究科長 教授
1985年東京大学医学部医学科卒。1989年東京大学医学系研究科単位取得退学。医学博士号取得。1988-90年スウェーデン王国イェテボリ大学客員研究員。1989-93年東京大学医学部助手。1993-1995年群馬大学医学部講師。1995年同助教授。1996年岡崎国立共同研究機構生理学研究所教授。2004年改組により自然科学研究機構生理学研究所教授。2015年京都大学医学研究科教授。2018年より同副研究科長、京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(WPI-ASHBi)副拠点長。2019年より京都大学理事補。2017-2019年日本神経科学学会会長。2020年より日本脳科学関連学会連合代表。2017年より第24,25期日本学術会議会員。2006年塚原仲晃記念賞。2013年文部科学大臣表彰(科学技術部門)。専門は神経生理学。特に運動制御と脳・脊髄損傷後の機能回復機構。
副理事長 大隅 典子
東北大学 副学長
東京医科歯科大学歯学部卒、歯学博士。同大学歯学部助手、国立精神・神経センター神経研究所室長を経て、1998年より東北大学大学院医学系研究科教授。2006年~2017年、東北大学総長特別補佐。2008年に東北大学ディスティングイッシュトプロフェッサーの称号授与。2015年より医学系研究科附属創生応用医学研究センター長を拝命。2018年より東北大学副学長。
2004 ~ 08年度、CREST「ニューロン新生の分子基盤と精神機能への影響の解明」研究代表を、2007~11年度、東北大学脳科学グローバルCOE拠点リーダーを、2016~2020年度、新学術領域「個性」創発脳領域代表を務める。「ナイスステップな研究者2006」に選定。
第20 ~ 22期日本学術会議第二部会員、第23期同連携会員。専門分野は発生生物学、分子神経科学、神経発生学など。近著に『脳から見た自閉症 「障害」と「個性」のあいだ』(ブルーバックス)、『脳の誕生:発生・発達・進化の謎を解く』(ちくま新書)、『小説みたいに読める脳科学講義』(羊土社)。
理事 川人 光男
国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報通信総合研究所 所長
1976年東大理学部物理学科卒業。1981年阪大大学院博士課程修了。同年助手、1987年同講師。1988年(株)ATRに移る。2003年よりATR脳情報研究所所長、2004年ATRフェロー、2010年よりATR脳情報通信総合研究所所長。
2016年より理化学研究所革新知能統合研究センター特任顧問、2018年より特別顧問。2018年6月よりAMED「戦略的国際脳科学研究推進プログラム 3-1脳科学とAI技術に基づく精神神経疾患の診断と治療技術開発とその応用」研究開発代表者などを兼任、現在に至る。
専門は計算論的神経科学。科学技術庁長官賞、塚原賞、時実賞、朝日賞、APNNA賞、Gabor賞、大川賞、立石賞特別賞、C&C賞、日本学士院賞などを受賞。2013年紫綬褒章受章。2017〜2023年日本学術会議会員。著書に「脳の仕組み」、「脳の計算理論」、「脳の情報を読み解く」等。
理事 吉峰 俊樹
医誠会国際総合病院名誉院長、医療法人医誠会特別顧問 大阪大学名誉教授
1975年大阪大学医学部卒業。脳神経外科専門医。1980~1982年米国 Mayo Clinic神経科研究員、1995~1996年文部省長期在外研究員(ドイツ、米国)、1998年大阪大学脳神経外科教授、2016年大阪大学国際医工情報センター特任教授、2021年より現職。
研究領域は脳磁図、大脳皮質脳波解析による脳機能解明、ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)の開発。2013年よりSRPBS「BMIを用いた運動・コミュニケーション機能の代替」代表。メーヨークリニック・神経学研究賞、日本心臓財団・日本脳卒中学会草野賞、日本脳神経外科学会ガレーヌス賞、大阪大学総長顕彰、日本脳神経外科学会斎藤眞賞。共同編著「脳神経外科学」(金芳堂)。
理事 池田 和隆
東京都医学総合研究所 参事研究員、依存性物質プロジェクト プロジェクトリーダー
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 精神薬理研究部 部長
1989年東京大学工学部反応化学科卒業。1991年大阪大学大学院医学研究科修士課程修了。1995年新潟大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。1995-2000年理化学研究所勤務。2000-2011年東京都精神医学総合研究所勤務。2011年より東京都医学総合研究所勤務。2024年より国立精神・神経医療研究センター研究部長を兼務。
新潟大学客員教授。慶應大学客員教授。国際神経精神薬理学会次期理事長。アジア神経精神薬理学会副理事長(元理事長)。日本神経精神薬理学会理事(元理事長)。日本アルコール・アディクション医学会将来構想委員会委員長。日本学術会議連携会員(2014年より)・アディクション分科会副委員長(元委員長)。日本医療研究開発機構プログラムオフィサー(2016年より)。脳科学関連学会連合運営委員・産学連携諮問委員会委員長・将来構想委員。
快情動の分子メカニズムの解明がライフワーク。
理事 加藤 忠史
順天堂大学医学部 精神医学講座 教授
1988年東京大学医学部卒業。精神科専門医。1989年滋賀医科大学附属病院精神科助手。1994年同大学にて博士(医学)取得。1995~1996年文部省在外研究員としてアイオワ大学精神科にて研究に従事。1997年東京大学医学部精神神経科助手、1999年同講師。2001年理化学研究所脳科学総合研究センター 精神疾患動態研究チーム チームリーダー。2015~2018年副センター長。2018年より脳神経科学研究センター 精神疾患動態研究チーム チームリーダー、2019~2020年副センター長。2020年4月より現職。
文部科学省科学技術・学術審議会ライフサイエンス委員会脳科学作業部会主査。AMED領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクトプログラムスーパーバイザー。日本生物学的精神医学会理事長。日本神経科学学会副理事長。日本脳科学関連学会連合副代表。
専門は精神医学、神経科学、特に双極性障害の神経生物学。
塚原賞、Schou賞、Colvin賞、Lundbeck科学賞などを受賞。
著書に「双極症第4版 病態の理解から治療戦略まで」「臨床脳科学~心から見た脳」など。
理事 藤山 文乃
北海道大学大学院医学研究院 解剖学分野 組織細胞学教室 教授
1987年佐賀医科大学(現 佐賀大学)医学部医学科卒業。神経内科専門医、内科認定医、内科専門医、博士(医学)。内科および神経内科臨床研修後、佐賀医科大学医学部解剖学教室助手、英国オックスフォード大学MRC研究員(文部省在外派遣研究員)、米国テネシー州立大学医学部Assistant
Professor、京都大学大学院医学研究科高次脳形態学教室助手、講師、助教授、准教授を経て、2012年より同志社大学大学院脳科学研究科教授。2020年より北海道大学大学院医学研究院解剖学分野組織細胞学教室教授(現職)。日本神経科学学会理事、日本解剖学会理事、日本学術会議連携会員。専門は神経科学、解剖学、神経内科学。著書に『大脳基底核 意志と行動の狭間にある神経路』(ブレインサイエンス・レクチャー7 共立出版)。
監事 本田 学
国立精神・神経医療研究センター
神経研究所 疾病研究第七部部長
1988年京都大学医学部医学科卒業。神経内科臨床研修後、95年京都大学大学院医学研究科脳統御医科学系博士課程修了(博士・医学)。米国国立保健研究所(NIH)訪問研究員、自然科学研究機構)生理学研究所助教授などを経て2005年から現職。東京農工大学客員教授、東京慈恵会医科大学客員教授を併任。専門は神経科学、感性情報学。現在は主に、脳の情報処理の側面から精神・神経疾患の病態解明と治療法開発に迫る新たな健康・医療戦略「情報医学」の体系化と「情報医療」の開発に取り組んでいる。
名誉顧問 津本 忠治
大阪大学名誉教授、医学博士
1967年大阪大学医学部卒業。内科研修医を経て、大阪大学医学部助手となる。1975~1977年西独(当時)マックスプランク生物物理化学研究所に留学、帰国後、金沢大学医学部助教授。1980~1981年カリフォルニア大学バークレー校に留学。
1983~1999年大阪大学教授(医学部附属高次神経研究施設)、1999~2005年大阪大学大学院教授(医学系研究科高次神経医学部門)、2005年~2015年理化学研究所脳科学総合研究センターユニットリーダー、シニアチームリーダー、副センター長を務める。2005年から2010年まで日本神経科学学会会長。また、2016年から2022年まで独立行政法人日本学術振興会ストックホルム研究連絡センター長。2015年から2023年まで脳の世紀推進会議理事長。
専門は、神経科学、特に視覚系の発達と可塑性。
著書に、『脳と発達-環境と脳の可塑性』(朝倉書店 1986年)などがある。
名誉顧問 樋口 輝彦
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 名誉理事長
1972年東京大学医学部卒業。
東京大学医学部附属病院、埼玉医科大学、群馬大学医学部、昭和大学藤が丘病院精神神経科教授、国立精神・神経センター国府台病院副院長、同院長、同センター武蔵病院院長、2007年同センター総長を経て、2010年 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター理事長・総長、2015年より現職。
2014年10月、日本人の科学者として初めて、ドイツのマックス・プランク精神医学研究所 (Max-Planck-Institut für Psychiatrie)よりゴールデン・クレペリン・メダル(Golden Kraepelin Medal)を受賞。
日本神経精神薬理学会(名誉会員)、日本臨床精神神経薬理学会(名誉会員)、日本うつ病学会(名誉会員)、日本生物学的精神医学会(名誉会員)、日本不安症学会(顧問)。
専門は気分障害の薬理・生化学、臨床精神薬理、うつ病の臨床研究。